攻撃を発動させないために、犬がくわえた物の取り返し方をマスターしておこう。
そもそも「ちょうだい」のコマンドで口から物を出すことを教えておいて、それができていればよいが、それができていないときはとにかく丁寧に取り返すしかない。 特に犬は物を守る本能が強い。取り上げる行為は飼い主に対する不信感を植 […]
犬の脳炎は症状を出したり出さなかったりするので、けいれんが増えたときはMRIと脳脊髄液検査をした方がいい。
若い小型犬がけいれんを起こしたとき、一般的な検査で特発性てんかんと暫定的に診断し、抗けいれん薬を開始することが多い。でも、しばらく安定していたのにあるとき群発発作を起こす。こんなとき、もしかして脳炎かもしれないと考える。 […]
子犬の夜鳴きに困ったら、何を置いても、遊ぶ、遊ぶ、遊ぶ。
毎日これが続くのかと思ったら途方に暮れた。でも、過ぎてしまえばそんなこともあったなぁで終わってしまう。毎日3時間おもちゃで遊び続けた。真剣におもちゃを投げたり引っ張りっこをした。犬はいつの間にか落ち着いた。気が済んだのだ […]
認知症用のサプリメントは症状が軽いうちから始めた方がいいが、ある程度進行してからでも効くことはある。
診察台の上で興奮気味になる高齢な犬とよく遭遇する。顔に手を近づけただけで咬もうとする。抱こうにも嫌がってジタバタする。鳴き声を上げる。慎重な扱いが必要だ。脳の中のストッパーが外れたみたいに、放っておけば駆け出してしまいそ […]
猫の特発性膀胱炎の本質は、泌尿器系以外のところにある。
比較的若い猫が、頻尿や血尿といった症状を示すことはよくある。特発性膀胱炎と診断をすることが多い。この猫の特発性膀胱炎という疾患は、膀胱炎という名称が付いていながら泌尿器系の病気ではない。実態は、泌尿器系以外に原因があって […]
犬の髄膜腫の治療成績は、年々向上しているので、手術は選択肢として現実味を帯びてきている。
高齢な犬がけいれんを起こしたり、さらに、発作がないときにグルグルと回ったりするとき、脳腫瘍か、脳炎か、脳梗塞か、だいたいこの3つが予想される。構造的てんかんと考えて、抗てんかん薬を開始する。飲み薬と緊急用の点鼻薬。構造的 […]
犬がなぜ攻撃行動を起こすのかについて、情報の背景を知って選び取ってほしい。
パラダイムシフトは起きている。 犬の攻撃性への対応には、「犬の優位性を抑える」とか、「主従関係を重視する」という考え方を支持する傾向が、いまだに少なからずある。 これは、これまで、” 飼い主より先に犬に食事を与えたり、散 […]
高齢の犬でも特発性てんかんは起こり得る。ただし、大脳徴候と発作型の変化を見過ごさないようにする。
セオリーに従えば、高齢犬がけいれん発作を起こしたら脳腫瘍は必ず疑う。しかし、高齢の犬でも特発性てんかんは珍しくない。おそらく遺伝的にてんかんの素質は持っていながら、高齢になるまでたまたま発症しないということなのだろう。 […]
犬猫の不安障害に関するアメリカのデータを、秦野市に当てはめてみた。
犬と猫の不安障害のデータがアメリカにはあるらしい。2013年の論文だが、それによると、犬の29%に何らかの不安障害の経験があるそうだ。また、別の論文では、これも2013年のものだが、飼い主の78%が、猫に何らかの不安行動 […]
犬が初めて発作を起こしたときに、心に留めておいてほしいこと。
一緒に暮らす犬が、発作を起こしたら、きっと動転する。どうしていいかわからないはずだ。しかし、発作は、必ずといっていいほど、そのうち止まる。まずは、落ち着くこと。そして、発作の様子を動画に撮る。都合がついたら、それをかかり […]