神経の話
てんかん診療の進め方。厳密な診断基準に沿いながら、飼い主の感情を組み入れる。現場で役立つカスタマイズ。新着!!

1ヶ月間隔で2回、犬が発作を起こしたが、どう考えればよいかとの相談を受けた。てんかんの可能性はあると答えた。他の原因もあるかもしれないが、てんかんではない、とは言えない。他の原因も頭の片隅に置きつつ、経過を見守るのだ。基 […]

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行動の話
目の色を変えて吠え続ける犬。この興奮をどう鎮めるか。素質や特性をつかんで、適切な薬物療法を施す。新着!!

犬が吠え続ける、興奮し続けるといったように、ある行動が許容範囲内でおさまらずに、異常なまでに持続してしまう場合、脳内の一部の神経回路の異常が原因であることが報告されている。動物が何かの行動を起こすときには、神経の細胞に電 […]

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神経の話
脳炎? 特発性てんかん? それとも? 典型的でない症状が見られたときは、決め打ちせず、慎重に見極める。

6歳のマルチーズは、とても元気な性格で、はしゃぐことが多かった。飼い主によれば、何かスイッチが入ると、ヒートアップするのだという。ある日、いつもと同じように興奮した後に、倒れた。震えて口を大きく開けて、叫び声を上げた。体 […]

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行動の話
抗うつ薬を減らして現れた離脱症状。その対処をする中で、思いがけず出会った別の薬。犬の尾追い行動を緩和できた。

安定させるまではひと苦労なのに、その安定した状態は、ちょっとしたことで一瞬にして崩れ去ってしまう。神経に作用する薬剤には、すぐにはやめられないものがある。それは、突然やめると、急激に悪化するからだ。抗てんかん薬や抗うつ薬 […]

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神経の話
頭を持ち上げない。目がうつろ。首が硬く感じる。こんなときは、頚部痛を疑う。診療の進め方を徹底解説!

床置きの食器にドライフードが入っている。10歳の小型犬MIXは、当然、首を下げて食べる。犬の一般的な食事風景だ。飼い主が撮影して持参した動画はこうして始まった。そのうち、犬は食べるのをやめた。背骨と平行になるくらいの高さ […]

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行動の話
認知症の犬が感じる不安感。それを見て飼い主が感じる不安感。悪循環を断ち切るために、犬の薬物療法とともに、飼い主の心のケアも欠かせない。

夜中に犬がずっと息切れをしていたから眠れなかった。飼い主はそう言って、14歳のボーダーコリーを連れて来た。呼吸器系の症状は、深刻な事態を連想させる。よく来る犬なので、様子はちょこちょこ確認できていた。振り返ってみると、こ […]

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一般診療
季節性アレルギーの発症期間は、延長している。5月から10月まで、湿気、花粉、飛散粒子に要注意だ。

新緑の季節である5月から、カモガヤやオオアワガエリといったイネ科植物が、河川敷や道端に繁茂してくる。モリモリと丈を伸ばし、たくましい。夏の花粉症の原因だ。目の周りや、腕や脛の毛が薄くなった犬の来院が増えた。 そのうち6月 […]

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神経の話
けいれんを止めるだけでも意味はある。原因がそのままでも許されるケースとは。

けいれんを起こしたとの一報が入った。16歳の小型犬mixが飼い主に抱きかかえられてやって来た。診察台に横たえられた犬は、意識はおぼろげで、少しもがくように、前足を動かしている。自宅から病院に到着するまでの間に、激しいけい […]

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行動の話
布団やマットに排尿するマンチカン。不適切な排泄の対策の一つ。間取りに合わせてトイレの配置を工夫する。

3歳のマンチカンは、不適切な排尿を主訴に来院した。布団やマットに排尿するらしい。前提として、膀胱炎はないようだ。毎回十分量の排尿があり、頻尿はない。トイレは1階のリビングに3つ。内訳は、一般的なプラスチック製の猫用トイレ […]

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神経の話
基準値内でも下がってきたら、要注意!知っておくべき抗てんかん薬の耐性発現。

11歳のチワワが、1年ぶりにけいれん発作を起こした。ずっと安定していたところに突然の報告だった。すぐに、いつも飲んでいる薬に加えて別の薬を追加した。けいれんを抑える作用が早く現れる、頓服で使える薬だ。1年前に大学病院を受 […]

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