行動の話

行動の話
不安を抑えたり、睡眠に入りやすくしたり、薬の効果は、その日、そのとき、その犬や猫によって様々なので、微調整が肝になる。

16歳の柴犬は、右側にぐるぐる回る。そのうち、尻もちをついて、それでも右を向こうとするので、起き上がれない。そこでイライラして、泣き叫ぶ。そんなことを、家でも繰り返すらしい。鳴り響く悲鳴に飼い主は、辟易としていた。 眼を […]

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人間のメニエール病に似ている病気を、犬では前庭障害と言う。脳に異常がないと判断されれば、三半規管だけのトラブルを疑う。

他院で処方された、かゆみ止めの薬を飲んでから、ふらつくとのこと。14歳のトイプードルは、アレルギー性皮膚炎を持っているようだった。薬が原因でふらついているということであれば、内臓に影響が及んだのかもしれない。そう考えて、 […]

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高齢犬の夜鳴き。まだまだ元気なこの犬は、運動が減ってしまってエネルギーがあり余っていた。たくさん走らせる。単純だがこれが解決法だった。

その犬と散歩してみた。よく歩く。道に生えた草のニオイをくんくんかぎながら散策している。この犬の意識は周囲の環境に向けられていて、リードを持っているのが誰かなんて気にもしていない様子だった。 夜になると吠えるようになったと […]

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犬の尾追い行動の治療は、飼い主の前向きな姿勢が鍵となる。初期対応と薬物療法で改善をたぐり寄せる。

尾追い行動の予兆は幼齢期から見られている。しっぽの方をしきりに気にする様子。最初はこれである。それが成犬になっても治まらず、むしろ程度はひどくなり、激しくグルグル回るようになってしまう。MRIで頭からしっぽまで異常がない […]

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パニックになった猫をきっかけとして、別の猫との関係性が悪化。文脈に沿った正当な方法をいくつか重ねることで改善を目指す。

猫が複数頭で生活する。その中で関係性がこじれることがある。例えば、何かをきっかけとして1頭がパニックを起こす。それを目撃した別の1頭が驚いて怒り出す。そこから2頭の激しい喧嘩が始まる。沈静化したとしても不安や恐怖、葛藤と […]

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犬の食べムラにどう対応するか。気にかけすぎることが逆効果になる犬もいる。毅然とした関わり方を身につけよう。

自宅ではフードをなかなか食べないとか、食べムラがあるとか、犬の食べ具合とか食べ方とかで飼い主は悩むことがある。 フードをあげてもすぐに食べず、しばらくして見に行っても食器の中にはほとんどそのまま残っている。フードが散らば […]

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犬が犬とどう関わるかは、犬同士の触れ合いの中でわかり合うもので、それを人間が犬に教えることはできないのかもしれない。

犬が散歩中などに他の犬を見かけると走り出して向かっていこうとする。その様子からすると表情はうれしそうだし、しっぽを振っているし、少なくともネガティブな感情は見て取れない。興味があって遊びたいのだろうと解釈できる。でも、咬 […]

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犬は人間に嫌がらせをするか、を考えてみたが、本質はそこではないことに気付いた件。

「うちの犬、嫌がらせをするんです。」という人をメディアで見かけたことがある。犬が嫌がらせをするとは、考えたこともなかったので、本能的に引っかかるものがあったのだが、その続きを聞いてみると、トイレ以外の場所で排泄をするとい […]

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ツールとエールを携えて、飼い主とペットの長距離マラソンに伴走する。それが行動診療。

当院の行動診療を受けられる方は、事前にたくさん勉強されている。それだけ悩みは深刻なのだ。いろいろ調べて得た情報をもとにご家庭で懸命に対策をされたり、トレーニングの学校に通わせたりして、奮闘されてきている。診察時には満身創 […]

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グルグル回ってしっぽや腰を咬む。常同障害か、脊髄疾患か、てんかんか。もはやきっかけはわからないが、整理して診療を進める。

自分のしっぽや太ももを咬むという行動は、犬では見かけることがある。柴犬はそもそも尾追い行動がよく見られる犬種として有名だが、他の犬種でもあり得る。咬み過ぎて流血することもある。ひどくなると、首輪から垂れているリードが腰や […]

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