神経の話
特発性てんかんの管理の際の原則:血中濃度の定期的な測定と減薬しない説明

2歳齢のトイ・プードルは、特発性てんかんと診断され、抗てんかん薬を服用していた。1年間、発作は出ていなかった。そこで、飼い主の負担を勝手に想像して、よかれと思って、減薬を提案した。薬の量を25%だけ減らした。3週間後、発 […]

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行動の話
ツールとエールを携えて、飼い主とペットの長距離マラソンに伴走する。それが行動診療。

当院の行動診療を受けられる方は、事前にたくさん勉強されている。それだけ悩みは深刻なのだ。いろいろ調べて得た情報をもとに、ご家庭で懸命に対策をされたり、トレーニングの学校に通わせたり、奮闘されてきている。診察時には、満身創 […]

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神経の話
エネルギー利用の鍵となる「通貨」を補給すると、高齢な動物の生理・運動機能を高めてあげることができる。

17歳の柴犬は、右側に回るように歩き、左の前足は裏返って、手の甲を床に引きずっている。家では、フードを食べようとしても、距離感がつかめないようで、ついばむようにして口が床にぶつかるという。認知症、脳梗塞、脳腫瘍、加えて、 […]

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行動の話
グルグル回って、しっぽや腰を咬む。若い犬のこの行動は、常同障害か、脊髄疾患か、てんかんか。

自分のしっぽと太ももを咬む犬が来た。流血している。診察を待っている間にも、咬んだらしい。いざ、診察。こっちに興味を示して、手をペロペロと舐めてくれて、落ち着いているように見えた。しかし、首輪から垂れているリードが腰やしっ […]

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神経の話
小型犬が震える、怖がっている、キャンと鳴く。そんなときは、後頭部から首にかけての異常もあるのかもしれない。

構造的てんかんの鑑別のために、大学病院を受診してもらった、若齢のチワワと高齢のチワワ。どちらも明らかな異常はなく、特発性てんかんと診断された。 偶発的に、骨格異常が見つかった。報告書には、こう書いてある。若齢の方は、後頭 […]

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行動の話
攻撃を発動させないために、犬がくわえた物の取り返し方をマスターしておこう。

そもそも、「ちょうだい」のコマンドで、口から出すことを教えておいて、それができていればよいが、それができていないときは、とにかく丁寧に取り返すしかない。 特に犬は、物を守る本能が強い。取り上げる行為は、飼い主に対する不信 […]

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神経の話
犬の脳炎は、症状を出したり出さなかったりするので、けいれんが増えたときは、MRIと脳脊髄液検査をした方がいい。

若い小型犬がけいれんを起こした。一般的な検査で、特発性てんかんと暫定的に診断し、抗けいれん薬を開始した。しばらく安定していたが、あるとき、群発発作を起こした。ヒヤッとした。もしかして、違うのか、と。脳炎かもしれない。若い […]

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行動の話
子犬の夜鳴きに困ったら、何を置いても、遊ぶ、遊ぶ、遊ぶ。

毎日これが続くのかと思ったら、途方に暮れた。でも、過ぎてしまえば、そんなこともあったなぁで終わってしまう。毎日3時間、おもちゃで遊び続けた。真剣に、おもちゃを投げたり、引っ張りっこをした。犬は、いつの間にか、落ち着いた。 […]

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神経の話
認知症用のサプリメントは、症状が軽いうちから始めた方がいいが、ある程度進行してからでも効くことはある。

14歳の小柄で痩せたトイ・プードルは、診察台の上で、興奮気味だ。顔に手を近づけただけで、咬もうとする。抱こうにも嫌がって、ジタバタする。鳴き声を上げる。慎重な扱いが必要だ。脳の中のストッパーが外れたみたいに、放っておけば […]

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行動の話
猫の特発性膀胱炎の本質は、泌尿器系以外のところにある。

比較的若い猫が、頻尿や血尿といった症状を示すことは、よくある。特発性膀胱炎と診断をすることが多い。この猫の特発性膀胱炎は、膀胱炎という名称が付いていながら、泌尿器系の病気ではない。実態は、泌尿器系以外に原因があって、慢性 […]

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