犬のハエ咬み行動の原因を探る。6つのカテゴリーのうちどれが該当するのか。飼い主は犬の行動をよく観察して獣医師へ伝えよう。
犬が天井を見上げて頭を左右に振り、何かを目で追いかける。時折パクッと口を動かす。犬には何かが見えていて、それを口で捕まえようとしているのか。それとも、見えている見えていないにかかわらず、そのような行動をするのか。傍で見て […]
腫瘍の脳転移を疑った犬に何ができるか。そうなる前とそうなってしまったときにできること。
気づいたときには完治が難しいだろうと思われる状態になっていることはときどきある。例えば甲状腺がんを抱えた犬。喉元に硬い塊。大きすぎて経験上これは厳しいと感じる。治療のために検査に進むのか緩和ケアだけにするのか飼い主と相談 […]
折れ耳のスコティッシュフォールドと、反り耳のアメリカンカール。辛いのは、関節の障害か、耳の汚れか。
野生の動物の世界に、垂れ耳や折れ耳は存在しない。本来の形質は、立ち耳である。しかし、身近な犬や猫、その他の家畜では、垂れ耳や折れ耳をよく見かける。これは、品種改良で人為的に作り出したり、人間に従順な個体を選抜して、世代を […]
怒る猫への対処法。背景にあるストレスを抑えてあえて距離をとる。
猫が飼い主に対して威嚇する。元々デリケートな性格であることが多いが、落ち着けるはずの自宅で家族に対して行動が変わることがある。こういうときは必ずきっかけがある。思い当たることもあれば、飼い主が気づいていないこともある。 […]
1剤でコントロールができないてんかんは、2剤、3剤と微調整を重ねて安定させる。
てんかんの投薬治療にはスタンダードがある。初めから2剤や3剤を使うといったことをすると副作用が強く出る。突っ立たままボーっとする。触ればその刺激で目は開くが手を離すとユラ~っとして目を閉じてしまう。薬が効いている証拠では […]
犬の尾追い行動は完治はしないが適切な薬と管理でコントロールできる。生涯にわたる飼い主の関わりが不可欠だ。
犬の尾追い行動は幼齢期から見られることが多い。自分の尾を気にする仕草、そしてクルッと回る。不快や葛藤を感じたときにもその行動をすることがあり、次第に悪化するケースもある。MRIまで含めた検査ではっきりとした原因がつかめな […]
この嘔吐はてんかんの症状だろうか? 嘔吐とてんかんの関連について考えた。
嘔吐が頻繁になってきて、その後ミオクロニー発作が現れた。ここに関連はあるのだろうか。あるとしたらどういったメカニズムが考えられるだろうか。 ミオクロニー発作は光や音などの刺激が誘因となる。体の一部あるいは全身の筋肉が瞬間 […]
吠える犬。エネルギー発散不足を解消し、不安や恐怖の感情を軽減する。
スケジュールを立てる能力を持っている動物は人間だけなのだそうだ。誰と会う、何をする。未来を計画して期日を決める。これが人間と他の動物を分ける特徴の一つらしい。他の動物は先を見越した行動はとらないとされている。ただし、「予 […]
高齢な犬の様子の変化を飼い主は老化と思うことがほとんどだ。脳神経系の老化と病気を分けるものとは?
急にうつむき加減になって、グルグル回って食欲がない。いつもと違う様子。動きに俊敏さがない。今まで診察台の上では嫌がってすぐに飼い主に飛びついていたのに、全く抵抗しない。こういったことはたまにある。 他にも顔が片側だけに向 […]
犬の尾追い行動。早めに気づいて飼い主の関わり方を適切に変えることが将来の問題行動を防ぐことに役立つ。
飼い主からのちょっとした相談という形で尾追い行動の質問を受けることがある。ぐるぐるとしっぽを追いかける行動。尾追い行動は柴犬で見かけることが多いが、それ以外の犬種でもときどき見かける。 尾追い行動の原因を絞り込むためには […]