高齢犬の行動変化、その原因は本当に犬だけにあるの? 犬の心の平穏は、人間の心の平穏から。

トイレの場所がわからなくなってしまったのか、いろいろなところで排尿してしまい、オムツをしている。耳が聴こえているような聞こえていないような、呼びかけて反応があるときもあればないときもある。でも喜んで散歩には行くから体調が悪いわけではなさそう。でも家では常に落ち着かない。気持ちが高ぶっている。

高齢な犬が1ヶ月前から様子がおかしい。病気なのか、認知症なのか、行動の問題なのか。様々な要因が頭に浮かぶ。こういった場合、原因を一つに絞ることはなかなか難しいし、すべてを並行して検討して対応する方が現実的だ。どうやら最近飼い主の動きがいつもと異なっているようだった。朝早く家を出て帰りが遅いことが多くなった。一方で旅行の準備もしている。

この飼い主の行動の変化は、傍で見ている犬からすると、ルーティーンの乱れとして受け取られ、不安感を引き起こす。言ってみれば軽いパニック状態だ。それに伴ってトイレがうまくいかない。何を話しかけられても犬はそれどころではない。パニックで脳が覚醒しきって、その勢いで散歩に連れ出されるから歩くスピードが速くなる。そんな文脈を想定する。

こういったことは、十分にあり得ることなのだ。もちろん病気がないかどうかは並行して調べて、異常があれば対処するのだが、病気があってもなくても一定のリズムを心がけること、慌てた犬を見て飼い主が慌てないことは、常に大事なことなのだ。犬の精神の平穏を保つために、人間が精神を平穏に保つように努めよう!