行動の話
犬は一定の生活リズムに安心するので、状況が変化しても、飼い主は冷静に振る舞うようにするとよい。

犬は社会性のある動物なので、愛着を感じる人の行動の変化に敏感だ。人間が自宅で過ごす時間が長くなったり短くなったり、そういったことは戸惑いの原因となって犬の精神状態に多大な影響を及ぼす。例えば、飼い主が自宅にいる時間が長い […]

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神経の話
体調が悪くてふらつくことは、犬にも猫にも起こることはある。まずは全身状態を把握しよう。

体調がすぐれなくてふらつくことは人間ではあるだろう。立っていられなくてしゃがみ込む。こういったことは犬や猫でも起こるのだ。4足歩行で踏ん張ることができるので、人間のように倒れることはないからわかりにくいかもしれない。手足 […]

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行動の話
ミオクロニー発作の症状にはさまざまなタイプがある。行動の問題のように思えても、投薬を開始した方がいいこともある。

ミオクロニー発作を持つ犬が行動の問題とも受け取れる症状を表すことがある。ミオクロニー発作とは、電気が走ったかのように筋肉が短く収縮を繰り返す形で現れるてんかん発作である。ビクビクとかガクガクとか、体が小刻みに震える。 こ […]

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一般診療
猫の便に血が付く。このちょっとした症状をどう考える? その原因と対処法。

猫に痔があるかと言われれば、ない! とは言い切れないのだが、あるとしたら便秘の猫に起きるだろう。猫の便秘にはよく遭遇する。でも、そうではない猫に痔を思わせるような症状が現れることはよくある。それも若い猫に。高齢な猫なら腫 […]

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神経の話
発作が減らない! 変えるか、増やすか、薬の調整。正しいのはどっち?

てんかんの薬を飲ませていても、1ヶ月のうちに2~3回発作が起きているというとき、どう考えればよいか。治療目標としては発作を3ヶ月に1回程度に減らしたいので、薬の量が足りないか薬を追加するか、まずはこのどちらかを考える。 […]

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行動の話
おなかの毛が薄い猫。何かストレスを感じているのかもしれない。猫同士の関係性を見極めて、生活環境に手を加える。

おなかの毛が薄い猫は珍しくない。脱毛部位が円形だったり楕円形だったり、胸や太ももにまで広がっていることもある。たいがいが舐めている。皮膚が赤いときは舐めて軽度な炎症を起こしている。舐性皮膚炎だ。泌尿器や消化器の症状がなけ […]

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神経の話
このフラフラは何が原因? 同時に見られる症状が斜頸や眼振だけであれば、その運動失調は前庭性だ。

体の左側を下にして診察台の上に横たわる高齢犬。磁石でもくっついているみたいだ。起き上がろうにも吸い付いて離れない。抱き直して右下にするともがいてパニックになる。再び左下にすると静かになる。左下がしっくりくるらしい。もしや […]

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行動の話
攻撃性が強い犬。薬物療法とトレーニングを組み合わせて改善を目指す。

うなる、吠える、咬むという問題行動がとても強い場合、最初から薬を処方することがある。同時に、吠えていないときの報酬を増やすとか、コマンドを出すとか、行動修正法を試すこともある。そして、自宅で飼い主自身がどのように対応すれ […]

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神経の話
戦慄が走る、パグの神経症状。パグ脳炎が少しでも脳裏によぎるなら、積極的に精査に走るべし。

他にもヨーキーやマルチーズ、ポメラニアンなどの小型犬種に発生することはあるのだが、パグ脳炎という用語は、かつてパグに集団発生したからなのか、それとも語呂がいいからなのか、有名である。その実態は、壊死性髄膜脳炎である。自己 […]

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行動の話
脈絡のない意味不明な行動。その意味は? きっかけは? そして、放置するとどうなるか?

好きな人に会って、楽しく夢中になれる時間を過ごす。でも、それは永遠には続かない。いずれは離れなければならない。後ろ髪を引かれながら、おとなしく飼い主に連れて行かれる。車で出かけるのはウキウキするが、散歩となれば話は違う。 […]

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