行動の話
猫の過剰なグルーミング。毛が薄くなってきたら、獣医師と飼い主は役割を分担して、原因と対策を一緒に考えよう。新着!!

猫の体の毛が薄くなる。お腹や内股、腕に見られることが多い。きっとしつように舐めているはずだ。かゆみとかストレスとかを原因として考えるわけだが、ストレスと一口に言っても範囲が広い。おおもとが何かの病気であることもある。例え […]

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神経の話
その発作、原因は”音”かもしれない。聴原性反射性発作。音で始まる猫のもう一つのてんかんを知っていますか?

入院室にある個室の扉の開け閉めに反応してビクッとする。ステンレス同士がこすれたり当たったりして音が鳴るときだ。コントロールが崩れたてんかんの調整をするために入院中だった。中にいる猫のそんな怯えたような姿を見て、もしや音に […]

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行動の話
それでもいっしょに生きていくために ― 犬の認知症と向き合うということ

「認知症が一番怖い。」 ある犬の飼い主の言葉だ。犬は普通に食べるし元気はあるのだが、意思の疎通ができなくて行動を制御できない。吠えることをやめさせられないし、グルグル回ることを止められない。理解の及ばない得体の知れない無 […]

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神経の話
てんかん診断の境界線。意識はあるのに体が勝手に動く。焦点性発作と運動異常症のあいだで。

横たわって全身の激しいケイレンが起きるケースであれば、てんかんの診断はしやすい。一方、体が部分的に異常な動きをする場合、それをてんかんと言っていいものかどうかを決めきることは、なかなか難しい。焦点性発作なのかどうかをどう […]

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行動の話
うちの子の“ビビり”は悪くない。不安を抱えて生まれてきた本当の意味を知る。

オオカミにどのようなイメージをお持ちだろうか。いたって友好的だという印象を持つ人はまずいないだろう。むしろ逆だ。敵対的である。警戒心が強く、人間が姿を見せれば逃げ、近づけば威嚇し、一線を超えようとすれば攻撃してくるはずだ […]

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神経の話
ふるえは痛み? 不安? それとも…。白い小さな犬がかつて教えてくれたこと。髄膜脳炎のお話。

全身のふるえは、体が痛そうだと飼い主は感じることもあるようだ。来院したときは、当然、緊張でふるえることが多い。そして、その緊張によって、痛いところがあったとしてもなかなかそれを表現してはくれない。動物にしてみれば、それど […]

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行動の話
犬のハエ咬み行動をめぐる誤解と真実 ― その行動、ホントに ”てんかん” なの? ―

犬のハエ咬み行動はとても認知が広がっている。個人的にはそんな肌感覚がある。情報収集をしっかりしている飼い主が増えたことは、その要因の一つだろう。しかし、この行動は、ほとんど直感的にと言っていいほど、ある疾患と結び付けられ […]

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神経の話
「クチャクチャ」「走り出す」― 猫の側頭葉てんかんの特徴と危険性について知っておこう。

口をクチャクチャしたり、瞼など顔が引きつったり、猫の発作で見られる症状には特徴がある。このとき発作の焦点は大脳の側頭葉で、側頭葉てんかんと呼ばれる。側頭葉には、聴覚を認識する聴覚野や、記憶や学習に関連する領域、辺縁系、特 […]

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行動の話
老化の仕組みと認知症への寄り添い方―ゆっくりと老いてゆく彼らに今日も変わらない優しさを。

ちょっとした傷の治りが悪くなる。疲れが回復しにくくなる。かつてできていたことができなくなる。高齢になるにつれて、体を構成する物質の原子や分子の収支はマイナスに傾きがちになり、一定を保てなくなる。こうして“生きている”とい […]

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神経の話
発作と性格がつながるとき ― ミオクロニー発作の治療で犬の未来が変わる。

目の前に手をかざすと、衝撃を受けるように細かい瞬きをし、体は小刻みにビクビクと震える。ミオクロニー発作は、当院では高齢なプードルやチワワでよく目にするが、たまに柴犬でも遭遇する。こうした犬たちは普段はどうかというと、共通 […]

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