神経の話

神経の話
その発作、原因は”音”かもしれない。聴原性反射性発作。音で始まる猫のもう一つのてんかんを知っていますか?

入院室にある個室の扉の開け閉めに反応してビクッとする。ステンレス同士がこすれたり当たったりして音が鳴るときだ。コントロールが崩れたてんかんの調整をするために入院中だった。中にいる猫のそんな怯えたような姿を見て、もしや音に […]

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てんかん診断の境界線。意識はあるのに体が勝手に動く。焦点性発作と運動異常症のあいだで。

横たわって全身の激しいケイレンが起きるケースであれば、てんかんの診断はしやすい。一方、体が部分的に異常な動きをする場合、それをてんかんと言っていいものかどうかを決めきることは、なかなか難しい。焦点性発作なのかどうかをどう […]

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ふるえは痛み? 不安? それとも…。白い小さな犬がかつて教えてくれたこと。髄膜脳炎のお話。

全身のふるえは、体が痛そうだと飼い主は感じることもあるようだ。来院したときは、当然、緊張でふるえることが多い。そして、その緊張によって、痛いところがあったとしてもなかなかそれを表現してはくれない。動物にしてみれば、それど […]

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「クチャクチャ」「走り出す」― 猫の側頭葉てんかんの特徴と危険性について知っておこう。

口をクチャクチャしたり、瞼など顔が引きつったり、猫の発作で見られる症状には特徴がある。このとき発作の焦点は大脳の側頭葉で、側頭葉てんかんと呼ばれる。側頭葉には、聴覚を認識する聴覚野や、記憶や学習に関連する領域、辺縁系、特 […]

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発作と性格がつながるとき ― ミオクロニー発作の治療で犬の未来が変わる。

目の前に手をかざすと、衝撃を受けるように細かい瞬きをし、体は小刻みにビクビクと震える。ミオクロニー発作は、当院では高齢なプードルやチワワでよく目にするが、たまに柴犬でも遭遇する。こうした犬たちは普段はどうかというと、共通 […]

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脳腫瘍が認知症の皮をかぶってやって来る。しっぽを出すまで普段の様子と神経の症状を注意して観察する。

認知症だと思っていても、実は脳腫瘍だったといったことはたまにある。発生する場所にもよるが、腫瘍が脳を障害する結果、認知機能が低下する。それが最初は認知症に見える。ただし、脳腫瘍だった場合、体のどこかに現在進行形で神経症状 […]

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コーギーの変性性脊髄症。生きている間に診断ができない理由。

後ろ足がふらついたり、引きずったり、コーギーにそういった症状が見られたときは、椎間板ヘルニアを第一に疑うことが多い。ところが、最初に症状が見られてから1~2年ほどが経ち、なんだか前足の動きがおぼつかないなどが見られたとき […]

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ふらつく高齢犬。目の奥に潜む前庭の不調。

ブルブルブルッと頭を振ると、よろよろと千鳥足になる。倒れそうになるところを、あわてて手で支える。昨日よりは眼球の横揺れが少し落ち着いているようで、ほんの少しホッとする。回復に向かっている兆しが見えると、飼い主としても、診 […]

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てんかんで投薬中の猫の肝酵素が上昇したらどうする?

てんかんの投薬を受けている猫の肝臓の数値が高い。 こんなとき、抗てんかん薬の副作用を原因として真っ先に考えてしまいがちだ。ところが、猫のてんかんで第一選択薬として使う薬は、肝障害を起こしにくいと言われている。この点は犬と […]

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成犬以降で発症して高齢になって悪化する。この進行性タイプのミオクロニー発作を放置せずに早く対処する。

ミオクロニー発作で使われる抗てんかん薬は、それ以外の全般発作や焦点性発作で第一選択薬として使われる抗てんかん薬とは種類が異なる。その薬は、個人的には特にミオクロニー発作に効果が見込める感覚を持っており、処方された犬たちは […]

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