問題行動の診療(ある犬の吠え)【1】

若い犬の吠えの行動診療を行った。

ペットホテルやシャンプーで預けている最中の吠えについての相談。

特に、ケージの中で待機しているときと、人が通りかかったときに吠える。

行動のきっかけ(動機づけ)を以下のように考えた。

  1. 要求(社会的、生物学的、環境的)または関心を求める行動
  2. 障壁に対する不満(閉じ込められていることへの不満)
  3. 分離不安
  4. 社会的促進(他の犬の吠えに同調した吠え)
  5. 来院や動物病院、トリミングに対する恐怖

ここから、さらなるカウンセリングと病院での行動観察により、原因を絞り込む。

つづく。