てんかんを持つ動物とその家族を支えよう(アニマル・パープルデー)。
毎年、3月26日は、「てんかんを持つ動物とその家族を、ひとりぼっちにしない」を合言葉に、動物のてんかんの啓発を行う日と定められている。
てんかんを持つ人間の患者さんは、100人に1人の割合だ。日本では、だいたい100万人の患者さんがいるとされている。それ自体は、珍しい病気ではないが、病気の性質上、なかなか他人に打ち明けられず、悩まれている方が多くいる。そこで、そのような、てんかんを持つ患者さんを孤立させないために、毎年、3月26日を「パープルデー」と定めている。患者さんへの応援メッセージを込めて、世界各国で、紫色のものを身につける取り組みが行われている。
犬や猫でも、てんかんは、人間と同程度の発症率と考えられている。病気としては、珍しくない。てんかんを持つ犬や猫と一緒に暮らしていくためには、てんかんに対する正しい知識を持つことが重要だ。その啓発の意味を込めて、人間の「パープルデー」にちなんで、「アニマル・パープルデー」が設けられた。
おそらく、ペットがてんかんを持っていることに、後ろめたさや恥ずかしさを感じる飼い主は少ないだろう。むしろ、聞かれればオープンにする人がほとんどのはずだ。大事なことは、ペットのてんかんと、うまく付き合うことができるかどうかだ。力になれるように、努めていきたい。