顔面のミオクローヌスはてんかんを連想させる。ハエ咬み行動をする犬が抱えるのは行動学的問題か脳疾患か。
空中に向かってパクパク何かを咬もうとする行動は、その対象物をハエに例えて、フライバイティングやフライキャッチングなどと呼ばれる。興奮したときや我慢、葛藤したときなど、精神が高ぶるときに多い。
この行動は、食道や胃、後頭部や首、耳や眼の疾患、てんかんが原因でも起こり得るが、その区別がなかなか難しい。こういうときにもっと詳しい情報があると、絞り込めることがある。
例えばまぶたがピクピクとする。人間が眉間にシワを寄せながらイライラを押しとどめようとするのとはワケが違う。犬がそれを自らの意思でするとは思えない。ミオクローヌス。筋肉の小刻みな律動だ。
顔面のそれはてんかんを連想させる。ミオクローヌスと焦点性発作は併存し得る。側頭葉に異常放電が発生すれば、神経過敏や幻覚(幻視)の症状が伴うことがあるからだ。ハエ咬み行動はこうして起き得る。