子犬がトイレをガジガジするのはしつけの失敗じゃない!実はトレーニングを始める大チャンス!!

子犬がトイレを破壊する。床置きのトレータイプのトイレはプラスチックでできている。それをかじったり、その網目にはさみ込んであるペットシーツをかじって出したり、こういった行動は、飼い主にとってはトイレがうまくできていないと受け取られることがある。

これは、トイレの失敗ではなく、エネルギーの発散不足だ。咬みたい、かじりたいという衝動を抑えきれずに、目の前にある平べったいおもちゃがあるからそれを標的にする。子犬にとってトイレという物体は、最初はおもちゃが置いてあるくらいの存在でしかない。「トイレを置いてくれたからそこで排泄しよう。」とはさらさら思っていないのだ。

道具や設備とトイレトレーニングとは別物と考えた方がいい。トイレのトレーニングを経て、そこが排泄する場所であると学習・認識するのである。トレーニング方法はこうだ。排泄してほしい場所に、うまくしてくれたときだけ、すかさず褒める。3秒以内だ。トイレ以外の場所で排泄してしまったら、無視をする。何のアクションもとらない。ノーリアクションに徹する。心を無にして排泄物を静かに片付ける。

それとはまったく別に、朝から晩までできる範囲で目いっぱい遊んであげる。トイレトレーニングと並行して、エネルギーの発散に励むのである。犬に体力をたくさん使わせることで、あり余るエネルギーを消費させ、ストレスも軽減する。少なくとも6ヶ月間は全力で取り組もう。こうしたぬかりない関わり方で、子犬の成長を見届けるのだ。