食べない子犬の真相は? 食欲不振に見えて実は満腹。食事トラブルをデータで解決!

子犬が食べない。

この「食べない」という表現は、どの程度「食べない」のかを確認することが大事だ。100%を基準にしてしまうと、1割食べても9割食べても、100%未満はもれなく“食べない”ということになってしまう。

「朝は全部食べたんだけど、その後から食べない。でも元気だから、大丈夫だと思うんだけど…。」飼い主としては、それでも体調が悪いのではないか、何か病気なのではないのかと心配する。たしかにその瞬間だけを切り取れば、どうしても気がかりになってしまう。

そこでポイントになるのは、飼い主の話を深掘りすることだ。

朝は全部食べたけど、昼は1割しか食べない。夜も1割しか食べない。便が軟らかくなったが元気にしていてロープを咬んで遊んでいる。朝になったらまた9割くらい食べて、昼と夜はまた1割しか食べない。朝に便は固まったが、夜にはまた軟らかくなった。でも犬は元気にしている。無邪気にケージの中でピョンピョン飛び跳ねている。

飼い主の話を紙に書きながら聞いていく。そうして全体を眺めたときに気づくことがある。そうれはこうだ。たくさん食べて、その後ちょっと食べて、その後もちょっと食べる。朝は固形便、夜は軟便。このサイクルだ。

こうして整理をしていくうちに、食べている量が多いのではないかという可能性がひらめく。朝にたくさん食べてしまうから、昼と夜は残す。飼い主はこの昼と夜の様子を“食欲不振”と思って心配する。本当はお腹いっぱいで食べないだけなのに。

何をどれくらい食べているかを確認する。案の定、体重と体格に対して与えているフードの量が多い。だから便が軟らかくなる。食べ過ぎなのだ。ならばフードを減らそう。

そうなのだ。食べないからなんとか食べさせたい、ではなく、食べ過ぎているから減らすのだ。時系列に並べて分析する。これが解決の糸口を与えてくれる。子犬の時期は何も定まったものはない。日々成長もしていく。試行錯誤して毎日の微調整を重ねて、リズムをつかむ。そうして“型”がつくられていく。そう考えれば、一喜一憂しなくて済むはずだ。