発作のようで、発作じゃない⁉ それってジスキネジアかもしれない。
犬の動きが不自然で、発作のように見える。でも典型的な全身のケイレンを起こしているわけではない。はて、何だろう?ということで、いろいろ調べて「ジスキネジア」というワードにたどり着く飼い主は少なくない。
その症状はこうだ。頭がフラフラして、全身が大きく揺れる。手足は思うように動かせず、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。犬自身の意識はあるようなのだが、その目は戸惑っているように見える。まるで大きな地震が起きて、転ばないように必死にこらえている、そんな様子だ。
ときには手足が勝手に突然ビョンっと動いてしまうこともあり、犬はその力で跳ねてしまう。なんとも不可解な動きだ。何かが憑りついているような不気味ささえある。しかもこんな症状が何時間にもわたって続くことがある。かと言って倒れてしまうわけでもなく、相変わらずケイレンも起こさない。むしろその間、犬は食事もできるし排泄もできる。本当に不思議な症状だ。
でも、ジスキネジアは命に関わらない。なので、まずは落ち着いて頻度がどの程度なのかを確認する。なんだか最近よく起こるなと思えば、使える薬がある。血液検査とか一般的な検査は済ませておいて、とにかく動画を撮影し、頻度を記録する。データが蓄積されれば焦点性発作との区別がしやすくなり、なんとなくてんかんの薬を使うというジレンマから抜け出せるかもしれない。

